ポーリッシュ種の作り方・使い方 バゲットのレシピ付き

ポーリッシュ種とは?

ポーリッシュ種とは、粉と水を1:1に混ぜて3時間~半日発酵させた元種のことです。発酵が終わったポーリッシュ種は、ぶくぶくと泡がたちパンケーキのようになります。主にバゲットを作るレシピに用いられています。

発酵が終わったポーリッシュ種

ポーリッシュ種を使うメリットは?

ポーリッシュ種は非常に水分量が多いため、硬い元種よりも発酵具合がわかりやすいです。また粉と水が同量なので、生地全体の水分量の計算も簡単になります。

また水分量が多いため、本生地に混ぜ込むと伸びが良くなります。

ポーリッシュ種に限らず、元種を使うことで出来上がりの香り・味が良くなります。これは長時間発酵された生地が混ざることで、イーストが生成した香味成分が多く溶け込むことによります。

ポーリッシュ種の作り方

用意するもの:小麦粉、水、ドライイースト

ポーリッシュ種の作り方はとても簡単です。まず、中力粉に少量のドライイーストと、小麦粉と同量の水を混ぜます。そのままポコポコと泡がでるまで発酵させ完成です。

ここで、使用する小麦粉の量は、実際に使用するレシピの20~40%ほどにすることがおすすめです。

バゲットなど、リーンで生地を直接味わうようなパンに使うのがおすすめです。ピザ生地に使うことで、耳まで味わえるピザにすることもできます。

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ポーリッシュ種を使ったバゲット
ポーリッシュ種を用いて、粉本来の香りを引き出したバゲットのレシピです。
ポーリッシュ種のバゲット
下準備 4~12 時間
調理 4 時間
所用時間 8~16 時間
分量
材料
ポーリッシュ種
  • 110 g 中力粉 リスドォル
  • 110 g ぬるま湯
  • 0.2 g ドライイースト (小さじ1/16)
本生地
  • 170 g 中力粉 リスドォル
  • 90 g ぬるま湯
  • 5.5 g
  • 0.4 g ドライイースト (小さじ1/8)
  • 全量 ポーリッシュ種
下準備 4~12 時間
調理 4 時間
所用時間 8~16 時間
分量
材料
ポーリッシュ種
  • 110 g 中力粉 リスドォル
  • 110 g ぬるま湯
  • 0.2 g ドライイースト (小さじ1/16)
本生地
  • 170 g 中力粉 リスドォル
  • 90 g ぬるま湯
  • 5.5 g
  • 0.4 g ドライイースト (小さじ1/8)
  • 全量 ポーリッシュ種
ポーリッシュ種のバゲット
作り方
ポーリッシュ種
  1. ポーリッシュ種の材料をすべてボールに混ぜる
    混ぜ終わりのポーリッシュ種
  2. 4~12時間発酵させる(泡がぼこぼこ出るまで)
本生地
  1. ポーリッシュ種に水を混ぜる これにより、粉と元種が混ざりやすくなります
    水をまぜたポーリッシュ
  2. 本生地の材料と、1を混ぜる
  3. 台に出し、均一に混ざるまでこねる (2分ほど こねすぎないように)
  4. 丸めてボールに入れる
  5. 15分後、30分後、45分後にそれぞれパンチを入れる。
  6. 生地が2倍になるまで発酵させる (約2時間)
  7. 二等分にし、丸める そのまま15分ベンチタイム
  8. 成形、布どりをし二次発酵 50分ほど 30分ほどでオーブンを250℃に予熱
  9. 250℃で10分、230℃で15分焼成
レシピのメモ

コツ:

  • しっかり泡がでるまでポーリッシュ種を発酵させましょう
  • 本生地に混ぜ込むとき前に、ポーリッシュ種を水に溶きましょう

 

ポーリッシュ種の語源

ポーリッシュ種は、英語ではPoolishと書きます。名前の由来は、ポーランドから伝わったから(ポーランド人=Polish)、という話が有名ですが、結局本当のところはわからないようです。